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今回、地域おこし協力隊の隊員である瀬戸大喜さんの実態に迫るべく、取材を敢行してまいりました。

地域おこし協力隊って何してるんだろう?って思っておられる方とか
そもそも地域おこし協力隊って何?って方も
地域おこし協力隊のことを知ってもらうきっかけになってもらえればと思っています。

さて、うさぎ?くま?か何かのクッションを持ってアイドル感を出しながら登場した、神戸大学生の瀬戸大喜さん。
さっそくインタビューをしていきましょう。

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――地域おこし協力隊として、瀬戸大喜さんはどんな活動をしているのですか?

地域に馴染んでいくような活動をしています。
僕は特に大芋地区を担当しているのですが、地域のイベントに出たり、活性化委員会にほぼ毎日出させてもらって、大芋地区の地域づくりに絡んでいっています。地域の情報を把握したり、ネットワークを作ったり、新しい物を創りだしてみたり、そういう活動をしています。

 

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――具体的にどんな活動をされましたか?

水車を手作りしました。
水車は再生可能エネルギーで、災害が多い昨今、自分たちの地域で自分たちの使うエネルギーを作っていくのが大事だと考えました。災害に対してはいろんなエネルギー源を持っているというのが、災害が起きた時に強いのではということでその1つのツールとして水車を作りました。蓄電池と太陽光パネルを集落の公民館に設置しました。

水車を作る過程に面白さを感じたので、それを広めるために高校生を対象とした水車コンテストを開催しました。
たくさんのお客さんが見守る中、出場校5チームの中で京都府立工業高校が優勝。その水車が大芋の中の集落で使われています。先生曰く「ほぼ製品レベル」のものができました。水を導入する部分から、発電する部分、それを活用する部分、全部をトータルで作成しました。イルミネーションやエネルギーステーション、家庭用コンセントとして利用できています。この水車をこのまま手放すのはもったいないということで、来年度以降も大芋を研究フィールドとして使っていきたいという話が生まれました。

水車コンテストは来年度も福知山で開催します。

 

すごく良いことを言っている上にかわいいクッションを抱きながら喋っているので、説得力と愛嬌のコラボレーションでとても良い感じですね。いい感じ。

 

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――地域おこし協力隊の主な活動ってなんですか?

主に3つあるんですが、1つはルーフスアカデミー。(通称:寺子屋)
出張型の学習塾で、神戸大学の学生をバイトとして来てもらって、その子と僕と二人で大芋、草山に行っています。
中心街の地域は塾に通える子が多いですが、外になると通えない子がいるのでそこに目をつけて、地域のお寺や古民家を借りて小中学生向けに勉強をフォローしています。

2つ目は移動カフェです。
地域のイベントに参加させてもらってコーヒーを販売しています。コーヒーって空間を作り出すので、コーヒー1つあるだけでそこが憩いの場になるんですよね。

3つ目は農産品を都会に売りに行く活動です。
篠山の野菜、白菜や豆を都会に売りに行きました。

 

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――地域おこし協力隊って、最近始まった制度なのでそこまで認知度が高くないと思うんですが、認知度を上げるために何をしたらいいと思いますか?

そうですね、情報発信には協力隊の中で温度差があるのですが(笑)あくまで僕の考えですが、移動カフェとか寺子屋とかそういう事業を一部の地域の小さなネットワークでやっていくだけでは正直難しい。もっと広いネットワークを形成していろいろな地域のコアな人たちとタッグを組んでいくことが重要だと思います。そのために、情報発信を積極的にしていくことは大事だなと思いますね。

 

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――ありがとうございます!ここでちょっと手法を変えてこんな質問方法を取り入れてみたのでやってみてください!

 

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「あれ、これなんかどっかで見たことありますね。」

 

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――ん?ちょっとよくわかりませんけど、このカードの中から選んでもらった質問に答えてもらうという大変画期的かつ投げやりな質問システムです。変な質問もあるので注意して引いてくださいね。

 

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「嫌な予感しかしないですね」

 

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さあ、どうなる!?

 

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――出ました、普通の質問ですね。瀬戸大喜さんの将来の夢はなんですか!?

 

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僕の将来の夢は鍼灸師になることです。
結局、地方の問題を解決していきたいということになるのですが。
日本は今、地方の課題解決という世界でも最先端の課題を抱えていると思っています。その最先端の課題を解決することがどこでも通用する力になっていくんじゃないかなと思いました。
昔からマッサージすることが好きだったので、医者にはなれないけどそれ以外のアプローチで健康に関わることをしたいなと思っています。

大芋地区は昔病院や市役所の支所とかいろいろな施設があった場所なんですが人口減少とともに維持できなくなってなくなっています。これからはどんどんサービスが集約されていくだろうということが予想される中で、「それを呼び戻してこよう」という解決方法もあると思うんですが、僕は地域の中で自活できる、ないんやったら作ろうよという発想が素敵だなと思っています。大芋地区には病院がないんですけど、健康の維持増進だったりとかは、病院に行かなくてもできるわけです。僕自身が地域の中で医療サービスの代わりとなる役割を果たしたいという想いと、地域の人達が自分たちや家族、地域でケアし合ったり、生活習慣や生きる環境を自分たちでつくれたりする学びに関わりたいという想いがあります。卒論のテーマがこれなのですが、その結果を篠山で実現できればと思っています。

 

すごくしっかりした夢をお持ちですね。
これが今の若者やで!!

 

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では続いて引いていただきましょう。

 

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――出ました。ライバルは誰ですか?ぶっちゃけていただきましょう。

 

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僕が篠山にいて思うのは、自分と被っている人はいないということです。
なので、ライバルはいない、と言いたいところですが…

唯一、合同会社ルーフス(篠山市の地域おこし協力隊の隊員が設立した会社)として言うのであれば、いなかの窓には負けたくないと思っています。

――わお!!まさかの弊社の名前が出てきましたね!!

そうですねー笑
何を競い合って、何を連携していくかは置いておいて、一緒に盛り上げていきたいと思っています!

 

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では最後に、もう1枚引いてもらいましょう!

 

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――うわ、出ちゃいましたね、ふざけた質問。何でもいいのでふざけた顔をしてください。顔じゃなくても、ふざけた行為でもいいので。

 

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「やっちゃったー!!」

 

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おっと、なんだなんだ!?

 

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うわ、まさか!!
まさかこれって…!!

 

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うわー!!
キスだ!!キスしてる!!

さっきまで抱いてた人形とキスしてる!!
ひゅ〜ひゅ〜、アツいね〜!!

 

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えっ!?
まさか!?

 

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そんな!?
大胆!!

 

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うわー!!
相手を押し倒してからのキス!!
このあと二人はどうなってしまうんだー!!

 

――あ、瀬戸さん、最後に質問いいですか?

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「あ、はい」

――瀬戸さんがこれからチャレンジしていきたいことって何ですか?

 

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2つあるんですけど、
1つは、合同会社ルーフスを地域おこし協力隊のメンバーで設立したんですが、この会社をもっと伸ばしていきたいと思っています。売り上げはもちろんですが、ローカルベンチャーというか、いなかで起業するという可能性をとこまで追求できるのか、というのは来年度以降取り組んでいきたいと強く思っています。

今僕が主に担当しているのが学習塾。地区をもうちょっと拡大していこうかというところと、小中学生だけじゃなくて高校生も教えていきたいです。

2つは、地域おこし協力隊として1年半、もうすぐ2年経ちますが大芋地区に関わっていく中で、地域が変わり始めていると感じます。それを確かなものにしたいということです。
小学校の廃校に向けて地域の中の動きが加速していくという流れがあったんですが、大芋の住民も「この地域ってどんなところ?」と自分の地域に関心を持つ人が増えているので、そのタイミングを逃したくないと思っています。 水車を作ったりそのコンテストを開催したり、カカシを作ったり、ホームページも作ったりしたのですが、僕がいろんなイベントなどで引っ張り回した結果、小さな成功体験が積み重なっていてそれも加速のきっかけになってきているように思います。 具体的にやりたいのは、大芋のまちづくりの中に小学校の廃校の跡地利用をどう位置づけるかを決めたい。そのために、大芋地区を今後どうしていきたいの?ということをしっかり考えて話し合う機会を設けたいと思っています。

地域おこし協力隊として関わるのは来年度が最後の年なので、任期後に将来の夢と両立させて地域に関わり続けていけるかというのは来年のテーマです。 できるだけ、地域の問題は地域で解決できるという状況を作っていきたいですね。

 

――瀬戸さん、ありがとうございました!

 

神戸大学から篠山市に来て、地域おこし協力隊として精力的に活動している瀬戸大喜さん。
考えていることもとても深くて、私自身、話している途中で自分が瀬戸さんより年下になっていくのを実感しました。話の中で彼が成長していったのか、私が退化していったのかはわかりませんが、これまで何度かお話をする機会がありましたがここまで深く話を聞いたことがなかったので、ただただ関心するばかりでした。
地域にきて地域を盛り上げるために活動をしてくれている瀬戸さんに対して、我々もいろいろと手を差し伸べてあげて一緒に地域を盛り上げていかなければならんなと思いました。

あと結構大胆にキスするんだなと思いました。

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写真タイトル:「瀬戸の花嫁」

 

おしまい。