兵庫県篠山市で高校生を対象にした「篠山高校生アイデアソン」が開催されました!
主催は一般社団法人TSUMUGI林健二さんと、そして我々株式会社いなかの窓です!
B級アート展に次ぐ、いなかの窓が関わる大きめのイベント企画です。

「今の高校生って一体どんなことを考えているんだろう?」
そんな素朴な疑問から始まった今回の企画。

地元の高校生たちが普段の授業から離れて、地元のことを考えたり、違う学びを得られたりできるイベントはないだろうかと思案を巡らせた結果、アイデアソンという企画を思いつきました。

アイデアソンにはこんなメリットがあります。
・高校生が町のことに少しでも興味をもってくれて、地元を離れてもこのイベントのことを思い出してまた地元に戻ってきてくれるきっかけになる
・普段の授業から離れて、もっと高校生の柔軟な発想を楽しみながら鍛えられる
・高校生たちがコミュニケーションを通じて他の高校生たちの発想に触れられる

しかし!

「高校生アイデアソン」なんて銘打ったところで、そんなメリット、誰も理解してくれない!
ましてや高校生にとって、どこの馬の骨とも知らないような奴らが開催する謎のイベントになんて参加してくれるはずもない!

急遽、たくさんの方へ協力を煽ることに。

その結果…

 

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たくさんの高校生たちが集まってくれました!

 

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僕も、開いた口がふさがりませんでした。
(上の写真は僕が開会の挨拶をしている時の写真なので開いた口がふさがっていない状況を撮った写真ではありません。ちなみに開会挨拶はダダ滑りでした)

 

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今回、司会を努めてくださった市役所の小山達朗さんが、アイデアソンの説明を行います。

アイデアソンがそもそもどんなイベントなのかを説明すると
アイデアソンとは「アイデア」×「マラソン」の造語で、アイデアを出して実現レベルまで磨くというものを1日でやってしまおうというイベントです。
まずは個人でアイデアを出して、その後に他の人とコミュニケーション(ペアブレーンストーミング)をとりながら、自分のアイデアを煮詰めていき、発表。評価の高いアイデア上位何個かごとにチームを作って、プレゼンし、最後に1位のアイデアを決めるというもの。

今回は「まちづくり」をテーマに、高校生たちに町を盛り上げる方法を考えてもらいました!

そして、今回は高校生だけではなく、大人たちも混じってアイデアソンを行いました。
高校生たちは、高校生に紛れた大人とコミュニケーションをとったり、アイデアを聞いたりすることでさらに視野を広めていくことができる、という算段です。

言葉で説明するのもなかなか面倒なので難しいので、実際にアイデアソンが行われた様子を御覧ください!

 

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アイデアソンの簡単な説明のあとに高校生たちが自己紹介をし、その後、篠山市福住地区在住のフリーPRプランナーである安達鷹矢さんによる「まちづくりアイデアのおこしかた」の講演が始まります。

どのように課題解決をしていくのかを、マーケティング手法を用いながら解説。実際のアイデア事例を紹介しながら、新しいアイデアを生み出す方法を教えてくださいました。

とても実践的で、高校生にとっても刺激的な講演でした!

 

講演のあとは、いよいよアイデアソンの開始です。

まずはマンダラートというアイデア発想法を使って、頭の中にあるキーワードを出していきます。

マンダラート2

マンダラートは9×9のマスでできた紙を使います。
真ん中にテーマを書いて、そのテーマに関連するワードを周りの8つのマスに書いていきます。

 

マンダラート3

8つ書けたら、次はその8つのワードを周りの太枠に書いていき、そのワードに関連するワードをまた周りの8マスに書いていくというもの。
全部書いていけば72個ものワードを生み出すことができるアイデア発想法なのです。

 

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「それじゃ、8分で全部埋めてください!」

8分という短い時間で一体どれぐらいワードを出せるのでしょうか。
脳みそフル回転でアイデアを出していきます。

 

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マンダラートを書き終えたら、その中から2〜3つぐらいアイデアを出してもらって、ペアで話し合い(ペアブレーンストーミング)を行います。
自分のアイデアを話したり、相手のアイデアを聞いたりしながら、ここはこうしたら面白いんじゃないかとか言いながら、更に新しいアイデアを出していきます。

ちなみにこのアイデアソンでは
「否定しない」
「自由奔放」
「質より量」
「他人のアイデアに便乗OK」

という4つの原則を使っています。

高校生たちは相手の考えを否定しないで自由にたくさんの意見を交換することができるようになります。

 

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ペアを変えて何度か行います。
大人も高校生に向けて面白いアドバイスを送ってあげています。

 

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時には真剣に、時には笑いながら、お互いにコミュニケーションをとっていくことで面白いアイデアを生み出していきます。

 

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ペアブレーンストーミングが終わったら、アイデアを3つ選出して書き出していきます。

そして…

 

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机の上に並べてみんなで評価をつけていきます。

「面白い!」「可能性を感じる!」というアイデアに☆マークを書いていきます。
面白いと思ったアイデアには惜しみなく☆を書いていきましょう!

 

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「☆が11個以上ある人!」

評価が終わったら、☆の数が多いアイデアを持っている人に手を上げてもらいます。

 

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選ばれたアイデアを書いた人は、前に出てそのアイデアの詳細をみんなに伝えます。

今回、大人から3つ、高校生から4つのアイデアを選出。

大人のアイデアは
「お手伝いバイト」
「とことん呑む交流」
「ジンジャエール(神社にエールを送る)」

というアイデア。

高校生は
「和太鼓体験」
「子どもが安全に楽しめる場所を作る」
「篠山観光ツアー」
「篠山の郷土料理を使った新レシピ」

というアイデアが選ばれました!

この中から自分が「一緒に考えてみたい!」と思うアイデアを選んで、参加者がそれぞれチームを作っていきます。

 

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「子どもが安全に楽しめる」チーム結成です!
このチームで、このアイデアを実現可能レベルにまで煮詰めていき、最後にプレゼンを行います。

 

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こちらは「篠山の郷土料理を使った新レシピ」チーム。
3人という少数精鋭チームですが、新レシピを実現できる流れを作ることは出来るのでしょうか!?

 

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こちらは、「お手伝いバイト」チーム。
大人同士のチームです。

高校生の見本になれるような、スーパーなアイデアをプレゼン力を期待しています!

 

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こちらは「ジンジャエール」チーム。
高校生と大人の混合チームです。

今回、チーム作りは大人は大人同士、高校生は高校生同士でというルールでしたが
安達鷹矢さんが東雲高校生たちと取り組みたい、ということで急遽混合チームを作りました!

 

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チームでの話し合いが終わると、いよいよアイデアのプレゼンです。

まずは大人チームが率先して発表を行います。

「お手伝いバイト」チームは、町の人のいろいろな悩みを解決するためのお手伝いを、高校生たちが解決していき、その見返りとしてお金をもらうという「孝行生」という仕組みを提案。
3人の息のあった面白いプレゼンで会場を盛り上げました。
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「とことん呑む交流」チームは、「呑み」という高校生そっちのけの大人なテーマでぶっとんだプレゼンを展開しました。
実はこのアイデアの提案者は、今回参加してくれた高校生のお母さん!
「世話のかかる息子(でも大好き)によるストレスを呑みで発散したい!」という熱い想いを語ってくれました。

 

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大人と高校生の混合チーム「ジンジャーエール」チームは高校生が率先してプレゼンを行いました。
住吉神社と東雲高校が協力してジンジャーエールを作る、というアイデアにとどまらず、それを販売して収益化する方法まで事細かに計画。
高校生としては実質一番最初のプレゼンとなりましたが、3人が役割分担をしてとてもしっかりした発表が行われました。

素晴らしい!

 

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続いて、高校生チーム。
「和楽器体験」チームのプレゼンです。

高校生の和楽器の体験会を開催し、地域内の人には和楽器への興味関心を高め、地域外の人にはデカンショ祭のPRを行うというアイデアです!
和楽器、という着眼点からそれをどう町を盛り上げるために利用していくかということをロジカルにプレゼンしてくれました!

 

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2番めは「子どもたちが安全に遊べる場所」チームのプレゼン。

どうすれば子どもたちが安全に遊べるようになるか、に着目して実際に施設を作るシミュレーションをプレゼンしてくれました。そしてイラストが可愛い(笑)
高校生、まだまだ若いのに自分よりも若い子どもたちのことを考えてアイデアを出してくれました!

 

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3番目は「篠山観光ツアー」チームのプレゼン。

篠山市が日本遺産に選ばれたことをきっかけに、篠山の各地を巡る観光ツアーを企画しプレゼンしてくれました。
デカンショ祭はもちろん、篠山まるごと丼も絡めた篠山を盛り上げるアイデアを提案!

 

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最後は「篠山の郷土料理を使った新レシピ」チーム。

郷土料理を使った新しいレシピの紹介と、高校生たちがそれをどうやって作って提供していくかをプレゼン。
最後に篠山にある高校3校がそれぞれの学校の特色を活かして、役割分担していこう、という提案には会場が「おー!」とわいていました。

 

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すべてのプレゼンが終了し、いよいよ結果発表。
大人チームからは1つの最優秀アイデアを、高校生チームからは1位と2位の最優秀アイデアを発表します。

 

まずは大人チーム。

最優秀アイデアに輝いたのは…

 

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「手伝いバイト」チームでした!

面白くわかりやすいアイデアとプレゼンで見事、票を獲得!
大人の力を見せつけました!

賞品としてじゃがりこが贈られます!
じゃがりこ!!

 

続いて高校生チーム。

まず、2位に輝いたのは…

 

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「篠山観光ツアー」チームでした!

高校生とは思えない、かなりしっかりしたアイデアで見事票を獲得しました!

賞品として、大量のお菓子詰め合わせが贈られます!
太らないようにね!!

 

そして、高校生チーム、1位に輝いたのは…

 

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「篠山の郷土料理を使った新レシピ」チームでした!

3人という少数チームでありながらも、大人ですら考えつかないような会場を沸かせるプレゼンで見事票を獲得しました!
素晴らしい!!

賞品として、食べきれない量のさらに大量のお菓子詰め合わせが贈られます!
しかも4人分用意してたのに3人チームだから4人分贈られます!

なんかもう、いろいろとおめでとう!

 

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最後に、林さんからありがたい総評をいただき、アイデアソンは終了しました!

 

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参加してくださった皆さんのおかげで、想像以上にとてもおもしろいイベントになりました!
4時間以上もの間、ずっと頭をフル回転しながらこのイベントに参加してくれた高校生。しかし、最後は笑顔で集合写真に写ってくれました!

大人の我々が高校生たちに何を与えられたかはわかりませんが、高校生たちにとって何かわくわくする発見や、これから大人になっていく上で大切な何かを見つけてくれていればとても嬉しいです。

 

我々にとっては初めての大きめのイベント企画で、ちゃんと進行できるかなーとか人は集まるかなーとめちゃくちゃ不安で夜も眠れませんでしたが、たくさんの方のご協力のおかげでとても楽しいイベントにすることができました!
一般社団法人TSUMUGI林健二さんを始め、司会の小山達朗さん、ゲストスピーカーの安達鷹矢さん、大人として参加していただいた三和さん、穴瀬さん、岡さん、白河さん、遠くから参加していただいた渡邉さん、大野さん、そして、今回高校生に声かけをして集めていただいた畑さん、有田先生、菊川先生、並河さん、ありがとうございました!
そして何より、今回のイベントに積極的に参加してくれて楽しんでくれた高校生のみなさん、ありがとうございました!

 

 

そして高校生アイデアソンはこれだけでは終わりません。

高校生が出してくれた1位のアイデア。
それを、大人たちが実現します!!

今後の動きに、乞うご期待!