大企業をやめ、裸一貫で兵庫の片田舎篠山市へ。日本酒BAR Hatsu.neオーナー、ECコンサルタント安達 鷹矢さんに話を聞いてきました。

日本酒バー・ECコンサルタント・町おこしプロジェクトと様々な事業を行い、「やりたい」を追及している田舎のベンチャー事業家にインタビューしてきました。

篠山市では、にわかにIターンをする人が増え、いろんな思いをもってこの篠山市へやって来られています。
田舎というと「閉鎖的だ」とか、「人脈が大事だ」といわれたりします。

そもそも、知らない土地で1からなにかを起こすことは容易ではないでしょう。

いなかの窓も少なからずは、そんな挑戦をしていきたいわけであります。

今回は、楽天を辞め、篠山へやってきた27歳の事業家 日本酒BAR Hatsu.neオーナー・ECコンサルタント 安達 鷹矢さんにインタビューを行いました。

ちなみに日本酒BAR Hatsu.neのプロモーション動画があるのですが、この動画を見てもらえればこのお店の雰囲気がいかに良いかが伝わると思います。

 

田舎×日本酒×IT サムライ!?

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――これまでの道のりと、田舎へ来ようときっかけを教えてください

高校生の時の文化祭の運営をして、前年の3倍のお客さんを呼べました。それを期に、PRに興味を持つようになり、マスコミを専攻できる関西大学に入りました。
大学時代は、地方をいろいろと旅してましたね。その旅の中で、100%のオレンジジュースを作っているおじさんに出会って、そのオレンジジュースを飲ませてもらったんです。でもそれが美味しくなかった。そこで、本物を知らなかったんだと思ったんです。なんか社会に騙されてるなと。

そして、楽天へ入社し、地域でうもれたものを取り扱う仕事をしたいと思っていました。
ですが、このまま会社にいても、やりたいことをやるまでに10年20年かかるなと思ったんです。
そして、震災のこともあって、自分の人生、早めに動きだそうと決断して今に至りますね。
――篠山に移住きたきっかけはなんですか

篠山の一般社団法人NOTEが行っている古民家再生の仕事を見に行く機会がありました。
いろんな建物の改修前、後をみて、こんな風に変わるんだと思って、ここで学ぼうと思って篠山に移住しようときめました。
あとは、NOTEの代表が「篠山城で宿泊できないかな」と言っていた話をきいて、これは面白そうだ!と思ってすぐ会社を辞めて篠山にきましたね。(笑)

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――会社をやめて移住してから大変ではなかったですか

今のうちにやろうと思ってとにかく行動しましたね。で、来てみると全然大丈夫じゃなかった。(笑)

田舎とベンチャー企業って似ていて、都会と大企業は似てると思うんです。都会はやることがきまっているんです。でも田舎は一から全部しないといけなくて。

楽天では、企業内でプロジェクトの一部は経験していたんですが、田舎ではまだまだなにもできなかったですね。田舎では、全部をしないといけないので。

 

――そんな大変な状況をどのように克服されたんですか

NOTEの代表に「あなたはまだまだだ、段階踏みなさい」と。段階ってなんやと。
そして、考えた結果、一から事業を立てあげようと、この日本酒BARを始めました。このBARを運営してほんとに勉強になりましたね。

 

――なぜ日本酒BARを選ばれたんですか。

まずここの元々の家主さんが飲み屋をやっていたのと、城が好きで。今もちょんまげにして侍をイメージしてるんです。だから日本酒が合うだろうと。(笑)そんな理由ですね。

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――お店のこだわりはありますか

ここは僕のための場所で、僕が気持ちよく話す場所なんです。(笑)

でも、しっかり満足してもらえるようにも工夫してます。田舎を味わいに来たカップルさんがきたら、静かに飲める空間を作ってあげたり。

あとはこのグラスですね。
吹きガラス工房「SORTE GLASS」の関野さんに作ってもらいました。
特別にお願いして作ってもらっています。

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――日本酒BARのほかにも、現在どのような活動をされていますか

今は、ここ日本酒BARと、篠山と丹波と大阪の事業者さんにネットショップのアドバイスや勉強会をしています。
田舎とITって相性いいと思うんですよ。みんな売るものは持ってるんですけど、JAに売っていますよね。でも、WEBのほうが利益率もいいんですよ。
これから確実にECでもの売る人は増えますから、そういうことを勉強会でも言っていますね。
早めに用意しないといけないですね。

 

――これまで田舎暮らしをしてきて、苦労したこと・よかったことなんですか

苦労したことは、都会ではお金を払ってやることを、田舎ではみんなでやりますよね。急に掃除やるとか決まったりとか。これはみんな大変だと思いますよ。あと、冬がめちゃくちゃ寒いですね。今後は、冬は暖かいところで住む予定です。

良かったことは、ごはんは田舎のほうがうまいです。あと、一人ひとりのパーソナルスペースが広いのでストレスが少ないです。
生きることに直結することに気付けることですね。つくしがはえたとか。トマトってこうやってできるんだとか。桜が待ち遠しいですね。
――これからどういうことにチャレンジしていきたいですか

好きなことでマネタイズして、好きなことだけで生活していきたいんです。
なので、一つのことに依存したりするつもりはないですね。

あとは、楽天時代の同期とフリースクールをしたいと考えています。
田舎に早くから目をつけてる人、移住してきた方はエッジがきいてて、そういう人たちは子供を既存の公教育へいれたいと思わないですよ。サドベリースクール(子供自身がやりたいこと、やり方を自由に決めるという、「カリキュラムなし」「テストなし」「子ども達による学校運営」の学校)をやっていきたいですね。
移住者の方の満足度があがり、移住促進にもなると思います。

もう一つは、独立国家のようなものを作りたいです。みんなで集まって生活コストを抑え、好きなことをして生きていく。農業が好きな人は農業をして、僕はそれをネットで販売する。そんなことがしたいですね。

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――篠山ってどう見えてますか?

篠山はアーティステック、自己追求ですね。独自のものを追及するみたいな。
逆に、隣の丹波市は、ベンチャー精神がありますね。私は丹波派かもしれませんね。
――最後にここまでがんばると大変じゃないですか?(笑)

僕ね、エンストするんですよ。2.3週間働きづめになると2.3日ななにもしないです。YOUTUBEで 幽遊白書見てますよ!笑

 

インタビューを終えて

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インタビューを通して安達さんは、この地域でやりたいことや、なりたい自分の像というものをしっかりと持っている人だなと感じました。一方で、この地域に来た当初はいろいろな苦労も経験されたということも分かりました。安達さんの今の姿は、自ら行動し、日本酒BARを始めてみたからこそ得られたものなのだろうと思います。
今の田舎に必要なのは、このベンチャー精神だと思います。
安達さんのような若者がもっと田舎に増えて欲しいですね!

 

丹波日本酒Bar Hatsu.ne(初音)

〒669-2513
篠山市福住1355
丹波日本酒Bar Hatsu.ne(初音)

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