篠山市の東にある「福住」。ここで古民家を改修した素敵なゲストハウスがあります。今回、支配人さんにインタビューしてきました。

 

皆さん、残念ですが、篠山市にはあまり宿泊するところがありません。観光客の方も日帰り客が多く、半日で観光終了となってしまっています。

宿がないから宿泊客がいないのか、宿泊したい人がいないから宿がないのか。

もう鶏が先か、卵が先かみたいな話で混乱している人もいるでしょう。

私も混乱しています。

ですが、皆さん朗報です!

実は、篠山にはリーズナブルで、素敵な宿があるんです!

 

噂を聞きつけ「古民家ゲストハウス やなぎ」へ

 

どうやって情報にアクセスしようか迷った方は「篠山 ゲストハウス」で検索してください。

すると「古民家ゲストハウス やなぎ」は一番上位に表示されます。

 

「古民家ゲストハウスやなぎ」が位置する福住地区は、平成24年(2012年)重要伝統的建造物群保存地区の指定されました。古い町屋があり、江戸時代の情緒を残した町並みです。

古民家ゲストハウスやなぎは、築約100年の民家を宿として改装し、開業。

屋内もほとんど再利用されています。静かで、木の気持ちいい匂いがします。

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支配人、藤井さん 登場!

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表情豊かで、すごく気さくで、話の上手な方でした。 こんな大人になりたい。

 

さっそくインタビュー!!

 

――まず、お客さんはどういう方が多いですか

普通のゲストハウスですと、宿ごとに特徴があって、客層が偏ってますよね。

でも、うちにはあまり色はない。もちろん観光の方がメインですが、家族連れも、逆にお仕事使い。近所の学校の先生だったりとか。仕事で遅くなったときとかに使われますね。

猪名川(近隣の町)の方にも宿がないので、そのために、うちを使われたりと本当に様々です。

 

――なぜ、ここ「福住」でゲストハウスをはじめたのですか

もともと福住でする予定ではなかったんです。というのも福住自体をしらなかったんです。

篠山との縁としては、夫婦共に、古い建物、町並みが好きだったんです。建物の修繕前、後を知りたいと思いから、篠山の古民家再生のボランティアに参加していました。

ここ福住へは、篠山市が行っている酪農パートナー(都市住民と農作業を通して交流するというもの*詳しくは篠山市HP)というものがありまして、その農家さんが福住だったので、月に一回くらいで参加していました。

そして,たまたま、この建物が売りに出ていて、最初は冷やかし半分で見に来たんです。すると建物もよくて、通っているうちにこの町並み、住民の方々が好きになって決めたんです。

観光地ではないので、ここでビジネスが成立するかわかりませんが、縁だと思ってここに決めました。

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――福住は京都文化に近い感じがしますね

祭りも京都文化ですね。ここから近くの波々伯部神社は祇園祭りをしますからね。

河原町もそうですが集落が、「上」、「中」、「下」で分かれてます。上が京都なんですね。明らかに京都をみていますね。

このあたりの住民の方々は、「篠山」=「篠山城周辺」を指して話されます。
移住者の私は、会話をしていてたまにどこを指しているのかわからないときがありますね。ははは

波々伯部神社   Google マップ

photo:波々伯部神社

 

――楽しいこと・苦労したことはなんですか

楽しいのは本当に楽しいです。

まず、ここに来るハードルが高いですよね。特に宿泊サイトにも、市のサイトにも掲載していない。
直接検索して、探して来られる方が多い。想像と違うという方も少ないので満足度が高いかと思いますね。
予約だけしてこないというのもほぼないですよ。なのでトラブルもないので、苦労した点はあまりないですね。

基本週末営業なので、平日は対応できる限り予約を受けています。無理のないような形で運営しているのでそれほど苦労はありません。

 

――仕事内容を教えていただけますか

食事がないので、館内説明や、片付けが基本ですね。あとは観光案内する。

近所の方にもたまに洗濯掃除をお願いしたりですね。素泊まりの宿はあまり手間はかからないのが良いですね。

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――BLOGで拝見した、「朝カフェ」、「早朝散歩」はどんなものですか。またなぜ始めたんですか。

毎月第1日曜日、朝7時くらいに集合して、1時間ほど散歩して、カフェやレストランでモーニングをとるんです。城周辺に行ったり、今田に行ったりと様々なところへ出向きます。

篠山は朝、夕がきれい。でも観光で来ると見る時間がないですよね。私はその良さを伝えたいと思ったんです。早朝散歩をしようと。

あと、篠山は、朝食を食べれるところはないですよね? 散歩帰りに朝食取れたらいいなと思って。
なので臨時営業をお願いして、朝食を提供してもらっています。

 

――どういう方が参加されるんですか

基本は地元の方が中心ですね。あとは宿泊のお客さんですね。
早朝散歩の中で、みんなであれやろうこれやろうと話をするんですよ。楽しいですよ。
宿泊者さんでなくても参加できるので、ぜひ参加してください。

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*朝の篠山城

 

――ここでゲストハウスされるまではどのようなことをされていましたか

百貨店で働いて。そのあと海外旅行したり、ほとんど流通の仕事をしてましたね。ずっと古い町並みが好きで、田舎暮らしをしたい、と思っていました。
でも、私はめんどくさがりなのと、カフェとか料理にも興味がないので、完全予約制のゲストハウスをしようと決めました。

ゲストハウスはチェックインとチェックアウトだけして、あとは自由にできる。自分たちがずっと続けていくためにはどうすればいいか考えた結果ゲストハウスを運営することに決めました。

 

――これからはどのようなことにチャレンジしますか

福住が国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されました。
ちゃんと言えるんですよ!ははは

そしてこれが3.2㎞あるので非常に長い。実はこの旧街道は、河原町から京都亀岡まで一本道でつながっていて、旧道がずっとあるんです。町並みがすごくきれい。けど、みんなまだまだ気づいていない。それをアピールしたいなと。

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――たとえばどんな取り組みを考えていますか

「ローカルバス」+「歩き」で亀岡から福住に行くツアーとか。レンタサイクルツアーとか。こういうものをもっともっとやっていきたい。

亀岡から歩いてみたりとかね。実際に私歩いてみました。歩くと9時間かかるんですよ。昔は8時間で歩けたんで、だいぶ劣化したなと。。。

こういう活動をたくさんして、ゆくゆくは、勝手に来てくれたらなと。ベースはめんどくさがりなので!ははは
――最後に、篠山いいところ、わるいところを教えてください

篠山のいいところは、私の周りの方もみんな同じ意見なんです。
うーんと悩む。これってないんですよ。これが篠山だ!というものがないんだけど、みんな「なんかいいよねー」と言いますね。
畦道とか、家とか、全体の空気感がいい。みんな答えは共通しているんですよね。
キラーコンテンツはないけど、様々なもの集積ですよ。

祭りだって、このあたりってそれぞれの集落が夏には毎週祭りをやるんですよ。しかもすごく力を入れて。
普段人もいないような集落なのに、みんな帰ってきてね。もうみんな参加者みたいな。山車も神輿も立派で。それを守るところがすごい良いと思います。

 

――逆に、悪いところはなんだと思いますか

もっとアピールすればいいのに、というもどかしさを感じますね。昔に比べると観光客の方が増えて、雑誌にも取り上げられて。

でも、まだまだ大阪の方とかは篠山ってしらないんですよ。篠山(ささやま)を「しのやま」って読んだりね。
もっともっと外部発信していけばいいのにと思います。

でも、このがつがつしていないのが篠山の良さでもあるんですよね。いろんな外部発信をして、観光しに来る、泊まる、また来る。となればいいなと思いますね。

 

インタビューを終えて

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「古民家ゲストハウス やなぎ」は、建物の魅力はもちろんのこと、支配人の藤井さんは様々な方々と協業しながら、いつも新たな取り組みをされている。先日10月に行われた「田んぼでBar」、また冬に花火など、主体性をもってチャレンジされている。今後の活躍を期待し、また取材させていただきたいと思います。

支配人の藤井さん、全面的に取材にご協力いただきありがとうございました!

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古民家ゲストハウス やなぎ

〒669-2513
兵庫県篠山市福住391番 古民家ゲストハウス やなぎ
営業:金・土 他、応相談
TEL:079-506-0916
専用駐車場あり(ご利用希望の方は事前にご連絡下さい)

駐車場

サイトURL: http://www.gh-yanagi.com/

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